3Dデザインプラットフォームを展開するCoohom(Hong Kong)Limitedは2025年12月9日、中国・杭州で開催された国際カンファレンス「Cool+ コンファレンス」で、クラウド型ソリューション「GoGlobal Suite」の提供開始を公表しました。設計から生産、流通、運営までを単一システムで統合し、中小企業の海外展開に伴うデータ齟齬や手作業確認によるコスト増加を抑えつつ、成約率向上を図るのが狙いです。

GoGlobal Suiteは、多言語対応のデジタルプロダクトライブラリ、デザインと発注を直接結びつける仕組み、拠点横断の協働基盤という3つの機能を柱とします。国・地域ごとに分散しがちな製品カタログを一つのデータベースに集約し、リアルタイムで同期することで、バージョン不一致によるミスを削減します。また、図面段階で生産ルールを自動検証し、発注可能な図面へ変換することで、設計と工場側の確認の往復を減らし、納期短縮と手戻り削減を目指します。

さらに、メールや表計算ソフト、チャットツールなどに分散していた承認・発注プロセスをクラウド上に集約し、中国ブランドと海外工場、多国籍企業の複数拠点が同一プラットフォームで作業できる環境を提供します。OEM・ODM、直営、ブランド加盟、これらを組み合わせた混合モデルにも対応し、中小企業がクラウドSaaSを通じて「世界標準の運営」を実現できると説明します。

今後は14言語からのさらなる多言語対応拡大や、業種ごとの業務シナリオへの最適化、海外パートナーとの標準づくり、各種システム連携の統一を進める方針で、住宅・インテリア産業を中心とした国際的なデジタルバリューチェーン構築の行方が注目されます。

【サービス情報】

Coohom クラウド3Dインテリア設計プラットフォーム

対応言語:14言語(日本語、英語、韓国語、スペイン語など)

導入地域:世界200以上の国と地域

公式サイト:https://www.coohom.com/jp

source: PR TIMES

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